昔むかしのことですが オトンが東京にいた頃 店主Fが遊びに来ました
すかいらーくに入り 自分の名前と人数を入口で書いたのを見て 店主Fはビックリしました 東京の人間がメシ喰うのに名前を書いて並ぶのを広めよったんが「すかいらーく」が始まりとちゃうかな 喰うたあとカネ払うのにまた並んどる アホちゃうか カネ取りに来いちゅうねんと思うたなあ
しかし 大丸の食堂で並ぶのは また意味が違いました
家族と田舎のおじいちゃんおばあちゃん 一族郎党で大丸さんの食堂に入ったら とりあえず料理の残りの量の少ないテーブルを見つけます
ここで一人が「おかあちゃん!!ここもうすぐ終わらはるー」って叫ぶと同時にその席に目がけて家族全員猛ダッシュ ほんでみんなでそこのテーブル席の真うしろで食べ終わるのを待つのです
ご注文は お子様ランチと そのあとの一番のお楽しみはクリームソーダ
それから言うとくけど関西人は 昔は メシは おろか電車も並ばへんかったんや
ホームはとりあえず集まってるだけや
ホームに到着した電車の窓から自分のカバンを放り込んで座席を確保してたんや ついこないだの話やがな
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待たされると言やぁ 昔むかし 桂春蝶の落語で「ぜんざい公社」いうのがありました